アブストラクト（45巻11号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 早期再解離を来したStanford A型早期閉塞型大動脈解離の1治験例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 熊本隆之, 申範圭, 角田智彦 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 静岡赤十字病院心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 45 |
| Number ： | 11 |
| Page ： | 1907-1910 |
| Year/Month ： | 1997 / 11 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 症例は81歳, 女性. Stanford A型急性大動脈解離の診断で入院するも, 胸部CT, 経食道エコー(TEE)で解離腔は血栓化され, 大動脈造影でulcer like projection(ULP)も描出されず, 早期閉塞型大動脈解離(closing aortic dissection)として保存療法を行った. 解離腔は退縮傾向にあったが, 発症4日後に突然の胸痛と共に再解離を来し, 緊急手術を行った. 手術は選択的脳灌流下にhemiarch replacementを行い, 術後経過は順調であった. Stanford A型早期閉塞型大動脈解離では保存療法を優先するという意見が多いが, 本症例のごとく急性増悪する症例もあり, 厳重な管理が必要と思われた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 早期閉塞型大動脈解離, 再解離, Stanford A型, hemiarch replacement |
