アブストラクト(28巻11号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 原発性肺リンパ肉腫の手術治験例
Subtitle : 症例
Authors : 勝村達喜, 藤原巍, 山根正隆, 元広勝美, 高原郁夫, 佐藤方紀, 衣笠陽一, 木曽昭光
Authors(kana) :
Organization : 川崎医大胸部心臓血管外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 28
Number : 11
Page : 1729-1734
Year/Month : 1980 / 11
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 肺原発性腫瘍の大部分は悪性で, そのほとんどは肺癌である. 原発性肺肉腫の発生はきわめて稀で, なかでも原発性肺リンパ肉腫の報告は少なく, 著者らが文献上調べた範囲では, 本邦では現在までに僅か9例しか認められていない. 著者らは46歳の男性で, 慢性閉塞性肺炎の診断のもとに, 右中下葉切除を行なったが, 組織学的に原発性肺リンパ肉腫であった1例を経験した. 本症例は廓清リンパ節に転移を認めず, 全身スキャンイメージ, 諸検査でも肺以外に病巣を認めず, 術後3年を経過した現在, 外来でのfollowupでも全く健康で, 転移, 再発を認めていない. 本症例は原発性肺リンパ肉腫としては, 本邦における10例目である. 原発性肺リンパ肉腫の臨床的特異性などについて述べ, 文献的考察を加えて報告した. 肺原発腫瘍の大部分は悪性で, そのほとんどは肺癌である. 原発性肺肉腫の発生はきわめて稀で, その発生頻度は肺癌の0.2〜2.0%と報告されている.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 肺リンパ肉腫, 手術症例
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